September 24, 2010

分譲マンションのデザイン監修「GLS-WN」

分譲マンションのデザイン監修の仕事を最近行っています。
ここでひとつ紹介させていただきます。

分譲マンションのアプローチデザイン
エントランスゲートのデザイン
モダンな金属パネルのゲートデザイン 躯体条件(空間の大きさ・プロポーションや動線)によって念入りに選定された
仕上材料や各部フォルムのデザインは、この敷地条件であったからこそ導かれた
私なりの回答です。

分譲マンションのエントランスデザイン エントランスは、住人によってはパブリックからプライベートにスイッチが
入れ替わる場所であり、また住人に会いに来る客人を招き入れる
おもてなしの場所です。
そのため、ラグジュアリーで落ち着いた雰囲気を作りながらも、
心が癒されるようなホッとする空間創りを目指しました。
直接光源が見えるダウンライトをほとんど設けず、間接照明によって
柔らかい優しい光に満たされた空間、木や石といった自然そのものの色や質感を
生かしたマテリアルで満たされたナチュラルな空間、外光を導きつつも、
外からの視線を操作した開口部、外観エントランスの現代的なシャープでモダンな
ゲートとエレベータホールのモールで装飾されたクラシックなゲート、
炭の脱臭効果や空気浄化効果を持ったアートパネル・・・。
これらの各部デザインが融合し、エントランスを通って家へ帰る、
または家からエントランスを通って外へ出る一連のストーリーは、
日々の生活をちょっと豊かにしてくれることと思います。

分譲マンションのエントランスホールデザイン
分譲マンションのEVホールデザイン ホテルライクなエントランスは、最近のマンションによく見られますが、
ホテルのエントランスデザインを真似るというより、ホテルのホスピタリティを
マンションに取り入れることが重要です。そう考えていけば、デザインの幅は
ぐっと広がるはずです。ただ、デザインする時点では住まう方が見えない
(購入者が決まっていない)以上、ターゲットを幅広く捉える必要もあるので、
誰もが好むデザインを要求されるのも事実です。そうなると変化球は向かないし、
直球勝負の中で、いかにオリジナリティあるデザインにしていくかが
分譲マンションのデザイン監修に求められることではないでしょうか。