October 6, 2010

「アクセサリーズブラッサム戸塚東急プラザ店」

ホームページに「アクセサリーズブラッサム戸塚東急プラザ店」をアップしました。

このブランドの店舗デザインは3店舗目となります。
白の明るい店内に、ブランドカラーであるオレンジをアクセントに入れる
デザインを共通に、バリエーションを持たせながら展開させています。
商品ディスプレイ点数が非常に多いため、什器上のピアス台やリングトレイ等の
小什器もデザインすることで、店内環境に統一感を持たせています。

通常の物販店に比べ、アクセサリーショップは商品のサイズがとても小さいので、
通常の店舗設計のスケールとは全く異なるスケール感でのデザインが要求されます。
インショップタイプのため、共用通路(店外)から見る視点(フロア全体の多くの
店舗群からショップの存在を印象づける)の店装、そしてお客様が商品を見る視点
(多くの商品群から数センチの商品1点1点をわかりやすく見せる)での店装、
両者の視点を常に行き来しながら、設計を進めるように心掛けています。
金属や石のカラーやディテールが繊細なため、アクセントカラーのオレンジが
商品に干渉しないよう、でも店舗環境全体では効果的にアクセントカラーが
機能するように注意しています。

フットライトのオレンジ間接照明 ・ フットライトのオレンジ間接照明を什器全体に回すことで、什器を軽く
浮いているように見せています。インショップでは、天井デザインの自由度が
制限されることから、什器内での間接照明が効果的です。
もちろん足下照明のため、商品にオレンジの光も影響しません。



両面サンドイッチでボリューム感を出したサインロゴ ・ エスカレーター側の視点と店舗正面側の視点両側から見せるボリューム感を
出したサインロゴ。2つのサインロゴをサンドイッチさせることで、
ブランドカラーのオレンジがより際立ちます。



ピクチャーフレーム型のピアス台 ・ ピアス台は、機能的に効率良く商品を陳列する必要があります。
単調になりがちな小什器のため、モール材を使いピクチャーフレームのように
しました。角度調整機能付きの台座も付け、フレキシブルなディスプレイに
対応すると共に、什器から浮いて見えるようにしています。



花をモチーフにしたペンダント台 ・ 壁面ショーケースは背面にスリットを設け、自由に小什器が差し込めるように
なっています。ペンダント台は、花をモチーフにデザインしています。



花をモチーフにしたリングトレイ ・リングトレイ等も花をモチーフししています。高さの異なるオレンジの
アクリルパイプと形・サイズの異なる白のアクリル板を連結させて、
多様なディスプレイ環境が作れます。



高さの異なるオレンジのアクリルパイプ
花のモチーフにカットした白アクリル板
多様なディスプレイ環境