「雨どい」
今日は住宅の雨どいについて少し書きます。
雨の多い日本では、住宅には原則として外壁に雨どいがあらわしとなります。
例外もあります。
隣接する建物などがなく軒の出がある程度の寸法がとれる場合や
陸屋根で内どいの納まりを工夫した場合などは、外壁に雨どいは不要です。
建物の耐久性の確保のため雨水を排水するための建築の部位が
雨どいですが、デザインのよいものが既製品ではなかなかありません。
そこで昨年リクドにてデザインした住宅KAHUではオーナー様とご相談しながら
オリジナルで雨どいを製作しています。
いろいろ検討したのですが、最終的に以下のような形状になりました。
ある程度抽象化した形状のオブジェクトとなるように機能的に必要な要素のみ
を残しあとはすべてをそぎ落としています。
そうすると注意深く観察しない限りは、この部位が雨どいであるとはわかりません。
下面にわずかな突起があり、この部分で雨水が切れ鉛直真下に落ちます。
雨水が落ちる際の軌道が下方となるように整流板ももちろん設置しています。
住宅では雨どいなどの各部位はとても重要です。
そういった細かな要素がいかにデザインされているかによって、住宅全体の
印象が変わるからです。
そのようなデザインが可能な住宅はとても幸せです。
雨の多い日本では、住宅には原則として外壁に雨どいがあらわしとなります。
例外もあります。
隣接する建物などがなく軒の出がある程度の寸法がとれる場合や
陸屋根で内どいの納まりを工夫した場合などは、外壁に雨どいは不要です。
建物の耐久性の確保のため雨水を排水するための建築の部位が
雨どいですが、デザインのよいものが既製品ではなかなかありません。
そこで昨年リクドにてデザインした住宅KAHUではオーナー様とご相談しながら
オリジナルで雨どいを製作しています。
いろいろ検討したのですが、最終的に以下のような形状になりました。

を残しあとはすべてをそぎ落としています。
そうすると注意深く観察しない限りは、この部位が雨どいであるとはわかりません。

雨水が落ちる際の軌道が下方となるように整流板ももちろん設置しています。
住宅では雨どいなどの各部位はとても重要です。
そういった細かな要素がいかにデザインされているかによって、住宅全体の
印象が変わるからです。
そのようなデザインが可能な住宅はとても幸せです。