June 10, 2012

「木造長屋ダイニングバー」現場レポートその3

レポートのつづきです。
このプロジェクトはスケルトンからの飲食店の新装工事のため
工期は3週間程度で進められています。
手際よく様々な工事の職人が施工を進めていきます。

下見板1階は大きなカウンター席を計画しています。
厨房を区画する垂れ壁は下見板(したみいた)張りにしました。
日本の木造建築では昔からある外壁の仕上方法です。
板を段々に重ねて施工します、段差が美しいので好きなデザインです。
出隅の納まりは留めです(大工さんの腕がよかったので・・)。

2fmado.jpg2階の仕上げです。
仕上げの板張りも終わり、通りに面する外壁面に大きな開口部を作りました。
店内の賑わいを感じることのできる大きなスクリーンのような窓です。
板張りの目が流れのようになり、遠近が強調されて空間に迫力でてきました。

setubisekou.jpg大工工事がある程度進むなかで、設備工事も同時に進んでいきます。
この日は空調業者さんがエアコン(天カセ)を吊り込みしていました。
木造ということもあり4馬力の4方向天井カセット型エアコンを施工します。

hikido.jpg入り口の引き戸も施工されました。
店内がよく見えるようにガラス面は大きく。
客席から厨房まで見ることのできるショーウインドウのような開口部です。
気兼ねなくふらっと入り、お酒を楽しめる居心地の良い店になりそうです。
外壁の波トタンも施工が完了しています。(足場で全体はみえません・・)
あと少しでこの現場も竣工をむかえます。
(次回は竣工レポートを行います)