February 26, 2009

「はじめまして」

このブログは、実は1年以上前に開設されたものなんです。
当時始めたきっかけはスタッフ達だけで責任を持って行える何かをやらせることで、
事務所の仕事への責任感と愛着を持ってもらいたかったからです。
ブログの記事では、通常の仕事で接する彼らとは違った魅力が発見でき、
スタッフが帰った後にブログをこっそり見ては微笑ましく、
誰よりも更新を楽しみにしていた人でした。

ブログ運営の責任者が辞めた後、
そのブログの情報はいつのまにか跡形も無く消去されていました。
やはり、自分たちが書いた記事は恥ずかしく、後ろめたい気持ちがあったのでしょう。
今自分でこの文章を書いていても、途中で辞めようかと思うぐらい、
自分の気持ちを書くのは恥ずかしいものです。
でも、挫折せず書いていこうと思っています!

そもそもコツコツやるのは苦手なタイプで、
仕事もひとつひとつ片付けないと落ち着かないタイプなんです。
試験勉強も一夜漬けだったし、仕事もやり終えないと家に帰りません。
(さすがに2泊までですが・・・)
そういえば、ご飯のおかずもバランス良く摘んでいけず、一品集中攻撃。
ひとつのおかずが完全に無くなってから、次のおかずに手を付けるタイプです。
そんなだからホームページを作っても結局更新を怠り、
いつの間にか廃れたサイトになってしまいます。
そんな自分の性分を鞭打つ気持ちでブログを書けば、人間的にも向上できそうだし、
何よりあのスタッフの微笑ましく初々しい気持ちを僕の心に甦らせたい。
こんな時代だからこそ強く持ち続けたい気持ちです。

ホームページもブログ同様コツコツ更新していくので、ぜひ見てください。
初回の記事が長くなると、次回のハードルが高くなってしまうので、
今日はここまでにしておきます。

February 25, 2009

「空だけ見える窓や吹き抜け」

過去物件の写真データを整理していたら、
空だけが見える窓や吹き抜け写真がいくつかでてきました。
これらの写真は法規制や換気性能や採光の確保といった必要条件から
設計されたもので、空だけが見えるよう
あらかじめ意図されたものではなかったと思います。
むむ、気になります。

開口部のデザイン
東京都23区内に住んで十数年経ちますが窓を開けて外を見ることが
ほとんどなくまた見る気がしません。
その理由は建築物が密集していて窓から見える景色が隣の建物だったりするからです。
時が経ち建築物がその土地になじんで
美しい町並みをつくっているような場合を除いて、
現代の住まいの周辺にある風景は、雑多で秩序がないのが通常です。
そしてこの状況は今後もかわらないでしょう。

そのような環境で「空だけが見える窓や吹き抜け」
とても魅力的で、有効だと思います。
そんな窓なら、朝目覚めたらまず開けたい。
周囲の視線を気にせず通風もでき、自然光が入る。
また住まい周辺の気配を音や匂いなどで感じることができるので、
室内にいても外と繋がっている感覚がもてる。
家の中にずっといると昼夜の感覚がずれてきて体調が悪くなることがありますが、
そういった可能性も減るだろうし。

周辺環境の風景を調整するために
開口をデザインする建築家が多いのもよくわかります。
でもこの開口には、もっと建築的な意味で可能性がある気がします。
今進めているプロジェクトでそのことを考えています。

February 10, 2009

「ブログ」はじめます。

・このブログについて

日々の作業や生活の中で気づいた「事象、思考の断片」を
即物的に文章で記録していきます。
後日、それらの集積を俯瞰的にみることで、
自身のデザイン観や建築観を確認したいと思います。

・経緯

独立を機にブログをはじめる予定でした。
様々なプロジェクトがスタートし、徹夜を繰り返すことになり、
気がつけば1年半が経っていました・・。
ペースがつかめてきたので2月からブログをはじめます。
もうずいぶん文章を書くという行為をさぼっているのでそのリハビリをかねます。
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